- ✓ニキビの芯とは何か?
- ✓赤ニキビの芯ではなく粉瘤の可能性も
- ✓赤ニキビの芯の間違ったセルフケア
- ✓赤ニキビの芯の正しいセルフケア方法
- ✓赤ニキビを治すためにバクテリオファージ
芯のある赤ニキビに悩んでいませんか
ある日、以前からポツンとあった小さいニキビがなにか違うと感じ触ってみると、芯のようなしこりが出来ている…そんな経験はありませんか?
実は今、この厄介な「芯のあるニキビ」に対してある治療法が注目されているんです。
それは、バクテリオファージを使った治療法です。
今回は芯のある赤ニキビのための新しい治療法を紹介します。
ニキビの芯とは何か?
ニキビの芯とは、ニキビの中心部に存在する硬い部分のことを指します。この芯は、皮脂や古い角質、細菌などが毛穴に溜まり、硬くなることで形成されます。ニキビの芯は主に以下の4つの種類に分けられます。
白ニキビの芯
白ニキビは、皮脂腺の出口が閉じてしまい、皮脂や古い角質が詰まった状態を指します。毛穴に溜まった皮脂と角質が混じり合って形成された角栓が「白ニキビの芯」です。
黒ニキビの芯
黒ニキビとは、皮脂腺の出口が開いて、皮脂や角質が空気にさらされて酸化して黒くなった状態を指します。黒ニキビの場合も白ニキビと同様、毛穴に溜まった皮脂の塊が芯になります。黒ニキビも白ニキビも放置すると、赤みと腫れを伴う赤ニキビへと進行します。
赤ニキビの芯
赤ニキビとは、白ニキビ、黒ニキビ(面皰)が悪化し、アクネ菌が皮脂をエサに繁殖し、炎症を起こした状態を指します。患部の周りが赤く腫れているのが特徴です。赤ニキビの芯は、皮脂や古い角質だけではなく、増殖した細菌も含んでいます。赤ニキビは痛みを伴うことがあります。
黄ニキビの芯
黄ニキビは、赤ニキビがさらに悪化し、炎症部が化膿した状態を指します。中央の黄色い膿が黄ニキビの芯となります。黄ニキビは痛みを伴います。赤ニキビ、黄ニキビを潰してしまうとぴかぴかした傷(萎縮性瘢痕)やクレーター(陥凹性瘢痕)が出来てしまい、ニキビ跡として残ります。
赤ニキビの芯ではなく粉瘤の可能性も
ニキビのように見えても、ニキビでなく粉瘤(ふんりゅう)の場合があります。違いはあるものの見た目は非常によく似ているため、素人目では見分けがつかない場合もあります。粉瘤の場合、ニキビとは治療方法が異なるため注意が必要です。
粉瘤とは、皮膚の内側に袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥がれ落ちるはずの角質や皮脂が、袋の中に溜まってしまってできた腫瘍の総称です。
別名アテロームとも呼ばれています。
粉瘤としこりニキビの違い
・大きさ
・真ん中に黒い点があるか
・臭いにおいがするか
粉瘤になったらどうする?
粉瘤は切開などをして中の膿を取り出したり、腫瘍を袋ごと切除する手術が必要となるので病院での治療が必須となります。セルフケアで完治させることは難しいと考えるべきでしょう。
あまりにも大きな芯のあるニキビができてしまった場合は粉瘤の可能性も考慮して、皮膚科で診断を受けることをおすすめします。
赤ニキビの芯の間違ったセルフケア
▼過剰なスキンケア赤ニキビの芯の正しいセルフケア方法
赤ニキビを防ぐには正しい方法でスキンケアを行うことが大切です。
1度のケアでニキビが治るわけではありません。
毎日のセルフケアが肌環境の改善、ニキビ予防につながります。
そして、同じくらい大切なのは、増殖したアクネ菌などのニキビ原因菌を退治して菌バランスを整えることです。
では、殺菌成分を使って、アクネ菌などのニキビ原因菌を全滅させればよいのかというと、そういうわけでもありません。
なぜなら、殺菌成分を使用すると肌に必要な善玉菌まで殺してしまったり、敏感な肌には刺激となったりするため、かえって赤ニキビの症状が悪化したり、症状が長引いたりしてしまうこともあるからです。
肌にいる微生物の多くは、肌を健やかに保つ上では欠かせない存在です。
赤ニキビの原因となるアクネ菌も、普段は肌を健やかに保つ働きをしています。
しかし、過剰な皮脂分泌などが原因で毛穴がふさがるとアクネ菌が増殖して赤ニキビができてしまいます。
このようにできた赤ニキビを治すには、増殖したアクネ菌などのニキビ原因菌を減らして、善玉菌がいきいきと働ける環境をつくることが重要です。
そのためには正しい洗顔方法だけでなく、規則正しい生活習慣を心がけ、「毛穴を詰まらせない」「皮脂を過剰に分泌させない」ようにすることが大切です。
そうすることで赤ニキビを予防するだけでなく1日でも早く治すことにつながります。
▼ 正しい方法で洗顔するまとめ:赤ニキビの芯を正しく理解し、適切なケアで美肌を目指そう
赤ニキビの芯を予防するには正しいセルフケアを毎日継続して行うことが大切です。また、規則正しい生活を心がけ、肌のターンオーバーを正常に保ち、バリア機能を維持し続けることも重要です。
そして、善玉菌がいきいきと働き続けられる環境、つまり「菌バランス」が整えられた状態を維持し続けることが最も重要です。
加藤先生のお話にもあるとおり、私たちの肌を健やかな状態に保つには、殺菌成分を使って殺菌するのではなく、菌バランスがとれた環境を作ることこそが重要となります。
また、菌バランスがとれた環境を維持し続けることが赤ニキビを予防するうえで重要です。
では、殺菌成分を使わずに菌バランスのとれた環境を作り出すにはどうしたらよいのでしょうか?
その答えは、現在注目を集めているバクテリオファージにあります。
赤ニキビを治すためにバクテリオファージ
毛穴に皮脂が詰まると皮脂をエサにするアクネ菌などが増殖し、菌バランスが崩れることによって炎症を起こし、赤ニキビができます。
そのため、赤ニキビを治すためには正常な菌バランスに戻すことが必要です。
また、ニキビを繰り返さないためには、正常な菌バランスを保ち続ける必要があります。
人の表皮には数百種類もの細菌が生育し、その多くは正常な肌環境を保つために必要で、善玉菌と呼ばれています。
善玉菌の代表として表皮ブドウ球菌が挙げられます。
表皮ブドウ球菌はニキビの原因となる余分な皮脂を分解します。
そして、肌の潤いを保ち、肌表面を弱酸性にすることで病原菌の増殖を抑える働きをしています。
従来の殺菌成分を使った治療法だと、肌に必要な善玉菌までなくなってしまい、菌バランスを保つことが困難です。
一時的には治るかもしれませんが、菌バランスが崩れている状態なので、またすぐに赤ニキビができてしまうおそれがあります。
バクテリオファージを使うことによって増えすぎたアクネ菌などのニキビ原因菌だけを減らします。
そうすることによって、善玉菌など肌に必要な菌はなくさずに肌の菌バランスが保たれた状態を維持することができます。
バクテリオファージがお肌の菌バランスを整えるのに重要な役割を果たす理由は3つあります。
理由1 狙った菌だけを退治する
バクテリオファージは、一般的な殺菌成分のようにお肌を守る善玉菌も殺してしまうのではなく、自分が感染できる相手(宿主)を厳密に見分ける能力があり、狙った菌にだけにとりつき、自己増殖しながら宿主を溶菌します。
例えば、ニキビ原因菌をターゲットとするバクテリオファージは、赤ニキビを引き起こすニキビ原因菌のみを溶菌します。
宿主以外の菌には感染することができないので、複数の菌がニキビの原因菌である場合は複数の菌に感染できるファージの混合液(ファージカクテル)を用いる必要があります。
理由2 増殖した菌だけを退治する
バクテリオファージは、ターゲットとする宿主菌がある程度少なくなると自己増殖できなくなり、それに合わせて少なくなります。
そのため、ターゲットの菌を全滅させることなく、菌バランスが整った状態に戻すことができます。
理由3 善玉菌を守って赤ニキビのできにくい肌に
バクテリオファージは、お肌に必要な善玉菌は残したまま、アクネ菌などのニキビ原因菌を退治します。
そのため、菌バランスを整えてバリア機能を高めることができ、ニキビができにくい肌へと導くことができます。
生物の摂理に叶った治療法
バクテリオファージを使った治療法は、体内に元々あるバクテリオファージを補うもので、生物の摂理に叶った治療法と言えます。
また、バクテリオファージを使うことで赤ニキビを治すだけではなく、赤ニキビのできにくい健康な肌を維持し続けることができます。
実際にバクテリオファージ配合製品を使った結果
ここでは実際にバクテリオファージ配合製品を使った人の結果を紹介します。
どの症例もニキビが改善しているのが確認できます。
赤ニキビの治療法まとめ
バクテリオファージを使ったニキビの治療法は、我々のお肌に存在しているバクテリオファージを補うという方法です。
殺菌してニキビを治療する従来の方法とはまったく違った新しいアプローチになります。
赤ニキビが治るだけでなく、ニキビができにくい健康な肌を保ち続けられるというのは嬉しいですよね。
正しいスキンケア方法を行いながら、1日でも早く赤ニキビを治したいと思っているなら、バクテリオファージを使った方法をぜひ一度、試してください。
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新たな赤ニキビ治療法の可能性を、あなたの肌で体験してください。