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ニキビ跡の赤みを消す方法とは?原因と最新治療法を専門家が解説

2024.01.22

この記事の要点は…

  • ✓ニキビ跡の原因とは?
  • ✓ニキビ跡を作らないためには赤ニキビの段階でケアすることが大切
  • ✓ニキビ跡を防ぐために
  • ✓ニキビ跡の原因についてのまとめ
  • ✓ニキビ跡を作らないために。治らない赤ニキビにバクテリオファージ
  • ✓生物の摂理に叶った治療法
  • ✓実際にバクテリオファージ配合製品を使った結果

ニキビ跡の赤みに悩んでいませんか?

「同じ場所に何度もニキビが出来て、赤いニキビ跡が残ってしまった…」、「肌の赤みが何をしても消えなくて目立つ…」

そんな悩みはないでしょうか?
強い炎症やニキビの繰り返しにより肌がダメージを受けると、赤みのあるニキビ跡が残ってしまうことがあります。赤みのあるニキビ跡は、ニキビの炎症によるダメージを修復するために毛細血管が増えることで生じます。
ニキビ跡になってしまうとセルフケアでは完全に治すことが難しいため、皮膚科もしくは美容皮膚科での特別な治療が必要となります。
そのため、ニキビ跡を残さないようにするには赤ニキビの段階で治すことが大切です。
しかし、赤ニキビを治そうと思って、治療薬(抗生物質)を使ったり、化粧品やニキビパッチなどを使ってニキビケアをしたりといった対策をしているにもかかわらず、なかなか治らなくて困っている方も多いと思います。

そんななか、赤ニキビに対するあるアプローチが今注目されています。
それは、バクテリオファージを使った治療法となります。
今回は、赤ニキビが治らず、ニキビ跡が残ることを心配しているあなたのために今注目されているバクテリオファージを使った治療法について詳しく解説します。

ニキビ跡の原因とは?

ニキビ跡とは、ニキビの炎症が周囲の組織にダメージを与え、その結果、色素沈着が残ったり、クレーターやケロイドといった瘢痕が形成されたりしてしまった状態を指します。
ニキビ跡は状態によって以下の4種類に分けられます。ニキビ跡の種類によって原因や治療方法に違いがあります。

赤いニキビ跡(炎症後紅斑)

ニキビによる炎症で肌がダメージを受けると、それを修復するために毛細血管が増えます。毛細血管が増えるとその血液の色により肌に赤みが出ます。 炎症がひどく皮膚の深い部分までダメージがある場合は、時間が経っても赤みが消えることはありません。この場合、自然治癒が難しくなります。
赤いニキビ跡を治すには、皮膚科での内服薬や外用薬による治療が必要になります。レーザーを患部に照射する色素レーザー(Vビームなど)を用いた美容皮膚科での治療も有効です。
また、赤みを気にして手で触ると肌を傷つけ炎症を悪化させるおそれがあるため、手で触らないようにすることが大切です。

茶色いニキビ跡(色素沈着)

茶色いニキビ跡(色素沈着)とは、ニキビの炎症が収まった後に茶色いシミのような色素沈着として残ってしまったニキビ跡を指します。 色素沈着は、ニキビの炎症で肌がダメージを受けた結果、メラノサイトが活性化して大量のメラニン色素を生成してしまうことにより引き起こされます。 赤みのあるニキビ跡を放置したり、乾燥や紫外線の影響を受けたりすると、メラノサイトが活性化して茶色いニキビ跡に変化しやすくなります。
茶色いニキビ跡を治すには停滞しているメラニン色素を早く排出することが大切です。 そのため、肌のターンオーバーを促進させるケミカルピーリングやビタミンCのエレクトロポレーション(イオン導入)などを用いた美容皮膚科での治療が必要となってきます。
長期間、茶色のニキビ跡が残っている場合、シミになってしまっている可能性もあります。 この場合はレーザー治療が必要となってくることもあります。

凹み・クレーター

凹み・クレーターは、ニキビを潰したり、炎症が強いニキビを放置したりすることでニキビの炎症が皮膚の真皮にまで達し、真皮を破壊してしまうことが原因で発生します。 真皮層は表皮層のようにターンオーバーで肌を肌を修復することは難しいため、毛穴周辺の組織が炎症によって破壊されると陥没したクレーターとなってしまいます。
凹みやクレータ状になってしまったニキビ跡は赤いニキビ跡・茶色いニキビ跡よりも重度のニキビ跡です。自然治癒やセルフケアなどでは消すことはできません。 そのため、完全に治すには美容皮膚科での治療が必要です。
治療方法としてはサブシジョン、ポテンツァ、ダーマペン、フラクショナルレーザーなどの施術があります。

しこり・ケロイド

しこりは、ニキビの炎症が真皮にまで達して、皮膚の再生能力が異常になりコラーゲンを過剰に生成してしまうことが原因で発生します。 一方ケロイドはニキビ跡が赤く盛り上がりミミズ腫れのようになった状態を指します。ケロイドの原因は未だ不明で、肌の状態や体質によるものが多いとされています。ケロイドはニキビの部分を触り続けたり、潰そうとしたりするとできやすくなります。
ニキビ跡がしこり、ケロイドになってしまうと自然治癒は困難なので皮膚科・美容皮膚科での治療が必要です。
治療方法としては、レーザー治療、ステロイド注射、ステロイドテープ治療、トラニラスト内服などがあります。

ニキビ跡を作らないためには赤ニキビの段階でケアすることが大切

ニキビ跡は一度できてしまうとセルフケアなどで治すことは難しく、皮膚科・美容皮膚科での治療が必要となります。
そのため、ニキビ跡になる前、赤ニキビの段階で治すことが非常に大切です。

ニキビの種類

ニキビは進行状態によって以下の4種類に分けられます。

○白ニキビ(面皰)

皮脂や汚れが毛穴に詰まった状態。
表面はまだ閉じていて、ポツンとした小さな白い点に見えます。

黒ニキビ(面皰)

皮脂がたまり黒く酸化した状態。
毛穴が開いた状態でメラニン色素や酸化された皮脂などによって黒く見えます。

○赤ニキビ

白ニキビ、黒ニキビ(面皰)が悪化し、アクネ菌が皮脂をエサに繁殖し、炎症を起こした状態。
患部の周りが赤く腫れ上がるため赤く見えます。
痛みを伴います。

○黃ニキビ

赤ニキビがさらに悪化し、炎症部が化膿した状態(膿疱性ニキビ)。
黄色い膿が溜まっているため黄色く見えます。
痛みを伴います。

赤ニキビのできる原因とは?

ニキビの原因となるアクネ菌は、普段は悪玉菌の繁殖を抑え、肌を健やかに保つ働きをしています。
アクネ菌が一定数存在していたとしても、お肌の菌のバランスが取れている状態であれば、肌は健やかな状態に保たれます。
しかし、毛穴が皮脂や汚れなどで詰まると皮脂が過剰に分泌されます。
すると、アクネ菌が皮脂をエサに増殖します。
アクネ菌が増えると、菌の増殖を抑えるために身体の免疫システムが働くことで炎症が引き起こされます。
炎症により赤く腫れ上がった状態が赤ニキビです。
また、赤ニキビを放置しておくと黄色ブドウ球菌が炎症部に入り込んで膿が溜まり、黄ニキビとなってしまいます。

赤ニキビ、黄ニキビを潰してしまうと赤くなくぴかぴかした傷(萎縮性瘢痕)やクレーター(陥凹性瘢痕)が出来てしまい、ニキビ跡として残ります。
また、ニキビの炎症の跡にメラニン色素が沈着し、赤み、シミのように見える色素沈着という状態で残ることがあります。
ニキビ跡、色素沈着になってしまうとセルフケアで治すことは難しく、皮膚科か美容皮膚科で治療を受ける必要があります。
ニキビ跡、色素沈着を残さないためにも、赤ニキビができたら、早期に治療することが大切です。

ニキビを潰さない

ニキビが出来ると、ついつい気になって引っ掻いたり、潰したりしてしまうという方も少なくないのではないかと思います。皮膚科では、医療用の針でニキビに穴を開け、専用の器具でニキビの皮脂や膿を押し出す治療(面ぽう圧出)が行われますが、自分で潰すとニキビ跡になってしまう可能性もあります。意識的に触らないようにするのはもちろん、スキンケアやメイク時の無意識の刺激にも注意するようにしましょう。

自分にあったスキンケアを行う

ニキビ跡に有効とされている成分は以下のとおりです。

ヘパリン類似物質

ヘパリン類似物質は、血行を良くして肌の新陳代謝を促進します。これにより、ニキビの炎症を鎮静化し、ニキビ跡の赤みを軽減することが期待できます。

ハイドロキノン

ハイドロキノンは、メラニン色素の生成を抑制する作用があります。これにより、ニキビ跡の色素沈着を防ぎ、肌のトーンを均一に保ちます。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は、抗酸化作用があり、肌のターンオーバーを促進します。また、メラニン色素の生成を抑制し、肌の明るさを保つ効果もあります。これにより、ニキビ跡の色素沈着を防ぎ、肌の透明感をアップさせます。

トラネキサム酸

トラネキサム酸とは人工的に合成されたアミノ酸の一種です。ニキビなどで皮膚に炎症が起こった後にできた色素沈着に対しても、メラノサイトの活性化を抑制し、既にできてしまった赤みを薄くする美白効果が期待できます。

このほか、適切な角質ケアを行い、肌のターンオーバーを正常に保つようにすることもニキビ跡を予防する上では重要です。角質ケアを行うことで、毛穴の詰まりを防ぎ、ニキビの発生を抑えることもできます。過剰な角質や皮脂を落とすために、洗顔は水やお湯だけで済ませるのではなく洗顔料を使って行うことをおすすめします。1日朝晩2回、洗顔料をよく泡立てて、お肌を強くこすらず優しく洗いましょう。

また、ニキビ跡をケアする上では保湿も欠かせません。肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下し、外部刺激に対する肌の防御力が弱まります。これにより、肌はダメージを受けて、毛細血管が増えやすくなります。

特に洗顔後の肌は、水分が失われやすい状態になっています。化粧水、美容液や乳液などを使って、しっかり保湿することで、肌に水分を補給し、肌のバリア機能を保つようにしましょう。

規則正しい生活

規則正しい生活習慣を心がけ、十分な睡眠をとることが大切です。睡眠時間を確保することによって肌のターンオーバーが正常に行われ、バリア機能の低下が起こりにくくなります。
お風呂では湯船につかって身体を温めリラックスする時間を作り、ベッドに入る1時間前にはスマホやゲームに触らないようにして、よく眠れるようにすることが大切です。

バランスの良い食生活とビタミンの摂取

バランスの良い食事を心がけ、特にビタミンやミネラルを豊富に含む食べ物を摂るようにしましょう。

ストレスをためない

趣味を楽しんだり、適度な運動をしたりすることでストレスを発散することが有効です。
また、十分な睡眠をとることも、ストレスを軽減する上で重要です。
ストレスを日々解消して、蓄積を防ぎましょう。

紫外線対策

ニキビ肌の場合、肌に負担のかからないオイルフリーやノンコメドジェニックテスト済みの日焼け止めを選ぶことが大切です。
日常生活で使用する日焼け止めについてはUVカット効果(紫外線防止効果)はSPF20~30程度、PAは++のもので十分です。

さらに、帽子やサングラス、UVカットの衣服(カーディガンやパーカーなど)を着用することで、直接的な紫外線を避けることも重要です。
物理的に紫外線を避けることで肌表面の水分の蒸発を避けることができ、赤ニキビを防ぐことにつながるからです。
日差しが強い日は、屋外での活動を控えたり、日陰で過ごしたりすることで、紫外線を浴びる時間と量を減らすことも大切です。

こういった対策を総合的に取り入れ、肌を守ることが大切です。

ニキビ跡の原因についてのまとめ

ニキビ跡を作らないためには規則正しい生活を心がけ、肌のターンオーバーを正常に保ち、バリア機能を維持し続けることが大切です。

そのためには、正しいクレンジングや洗顔、スキンケアを行うことがポイント。

そして、善玉菌がいきいきと働き続けられる環境、つまり「菌バランス」が整えられた状態を維持し続けることが最も重要です。

加藤先生のお話にもあるとおり、私たちの肌を健やかな状態に保つには、殺菌成分を使って殺菌するのではなく、菌バランスがとれた環境を作ることこそが重要となります。
また、菌バランスがとれた環境を維持し続けることが赤ニキビを予防するうえで重要です。

では、殺菌成分を使わずに菌バランスのとれた環境を作り出すにはどうしたらよいのでしょうか?
その答えは、現在注目を集めているバクテリオファージにあります。

ニキビ跡を作らないために。治らない赤ニキビにバクテリオファージ

毛穴に皮脂が詰まると皮脂をエサにするアクネ菌などが増殖し、菌バランスが崩れることによって炎症を起こし、赤ニキビができます。
そのため、赤ニキビを治すためには正常な菌バランスに戻すことが必要です。
また、ニキビを繰り返さないためには、正常な菌バランスを保ち続ける必要があります。
人の表皮には数百種類もの細菌が生育し、その多くは正常な肌環境を保つために必要で、善玉菌と呼ばれています。
善玉菌の代表として表皮ブドウ球菌が挙げられます。
表皮ブドウ球菌はニキビの原因となる余分な皮脂を分解します。
そして、肌の潤いを保ち、肌表面を弱酸性にすることで病原菌の増殖を抑える働きをしています。
従来の殺菌成分を使った治療法だと、肌に必要な善玉菌までなくなってしまい、菌バランスを保つことが困難です。
一時的には治るかもしれませんが、菌バランスが崩れている状態なので、またすぐに赤ニキビができてしまうおそれがあります。
バクテリオファージを使うことによって増えすぎたアクネ菌などのニキビ原因菌だけを減らします。
そうすることによって、善玉菌など肌に必要な菌はなくさずに肌の菌バランスが保たれた状態を維持することができます。

バクテリオファージがお肌の菌バランスを整えるのに重要な役割を果たす理由は3つあります。

理由1 狙った菌だけを退治する

バクテリオファージは、一般的な殺菌成分のようにお肌を守る善玉菌も殺してしまうのではなく、自分が感染できる相手(宿主)を厳密に見分ける能力があり、狙った菌にだけにとりつき、自己増殖しながら宿主を溶菌します。
例えば、ニキビ原因菌をターゲットとするバクテリオファージは、赤ニキビを引き起こすニキビ原因菌のみを溶菌します。
また、ファージは自分が感染できる菌(宿主)を厳密に見分ける能力があります。
宿主以外の菌には感染することができないので、複数の菌がニキビの原因菌である場合は複数の菌に感染できるファージの混合液(ファージカクテル)を用いる必要があります。

理由2 増殖した菌だけを退治する

バクテリオファージは、ターゲットとする宿主菌がある程度少なくなると自己増殖できなくなり、それに合わせて少なくなります。
そのため、ターゲットの菌を全滅させることなく、菌バランスが整った状態に戻すことができます。

理由3 善玉菌を守って赤ニキビのできにくい肌に

バクテリオファージは、お肌に必要な善玉菌は残したまま、アクネ菌などのニキビ原因菌を退治します。
そのため、菌バランスを整えてバリア機能を高めることができ、ニキビができにくい肌へと導くことができます。

生物の摂理に叶った治療法

バクテリオファージを使った治療法は、体内に元々あるバクテリオファージを補うもので、生物の摂理に叶った治療法と言えます。
また、バクテリオファージを使うことで赤ニキビを治すだけではなく、赤ニキビのできにくい健康な肌を維持し続けることができます。

実際にバクテリオファージ配合製品を使った結果

ここでは実際にバクテリオファージ配合製品を使った人の結果を紹介します。

どの症例もニキビが改善しているのが確認できます。

ニキビ跡を作らないための赤ニキビの治療法まとめ

バクテリオファージを使ったニキビの治療法は、我々のお肌に存在しているバクテリオファージを補うという方法です。
殺菌してニキビを治療する従来の方法とはまったく違った新しいアプローチになります。

ニキビ跡ができにくくなるだけでなく、ニキビができにくい健康な肌を保ち続けられるというのは重要なポイントですよね。

赤ニキビがなかなか治らなくてニキビ跡になってしまうのではないかと不安に思っている人は、バクテリオファージを使った方法を一度、試してください。
たとえば、こんな悩みです。

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新たな赤ニキビ治療法の可能性を、あなたの肌で体験してください。

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