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赤ニキビが治らない?ニキビ跡を作らせないための予防法とバクテリオファージを使った最新の治療法を専門家が伝授!

2023.10.18

この記事の要点は…

  • ✓ニキビ跡の原因と治療法?
  • ✓ニキビ跡を作らないために大切なこと
  • ✓赤ニキビの治療法

赤ニキビが治らなくてニキビ跡ができるんじゃないかと困っていませんか?

赤ニキビが治らなくて潰してしまってしばらくしたら、赤みが消えていなかったり、凸凹ができていたりしませんか?
赤ニキビは潰してしまうと多くの場合はキレイに治らずにニキビ跡となってしまいます。また、何度も同じ場所に赤ニキビが繰り返しできていると肌へのダメージが大きくなりニキビ跡が残る可能性が高くなります。
ニキビ跡になってしまうとセルフケアではきれいに治すことが難しいため、皮膚科か美容皮膚科での特別な治療が必要となります。
そのため、ニキビ跡を残さないようにするには赤ニキビの段階で治すことが大切です。
しかし、赤ニキビを治そうと思って、治療薬(抗生物質)を使ったり、化粧品やニキビパッチなどを使ってニキビケアをしたりといった対策をしているにもかかわらず、なかなか治らなくて困っている方も多いと思います。
そんななか、赤ニキビに対するあるアプローチが今注目されています。
それはバクテリオファージを使った治療法です。
今回は、赤ニキビが治らず、ニキビ跡が残ることを心配しているあなたのために今注目されているバクテリオファージを使った新しい赤ニキビの治療法を徹底解説します。

ニキビ跡とは?

ニキビ跡とは、ニキビの炎症により周囲の組織がダメージを受けて、炎症後の色素沈着だけでなく、クレーターやケロイドなどの瘢痕ができた状態を指します。
ニキビ跡は状態によって以下の4種類に分けられ、種類ごとに原因や治療法が異なります。

◯赤いニキビ跡(炎症後紅斑)

ニキビによる炎症で肌に受けたダメージを修復するために作られた毛細血管の血液の色により赤みが残った状態です。
炎症が強かったりニキビを繰り返したりすることで、しだいに毛細血管が増えていきます。この増えた毛細血管が肌の赤みの原因となります。
赤みを気にして手で触ると肌を傷つけ炎症を悪化させるおそれがあるため、手で触らないようにすることが大切です。
炎症がひどく皮膚の深い部分までダメージがある場合は、時間が経っても赤みが消えることはなく自然治癒は難しくなります。
この場合は皮膚科や美容皮膚科で保険診療による治療だけでなく、ケミカルピーリングや光治療、イオン導入などの自費診療による治療が必要となります。

◯茶色いニキビ跡(色素沈着)

ニキビの炎症が収まった後に茶色いシミのような色素沈着として残ってしまったニキビ跡です。
「茶色いニキビ跡」はニキビの炎症で肌がダメージを受けた結果、メラノサイトが活性化して大量のメラニン色素を生成してしまうことが原因です。
赤みのあるニキビ跡を放置したり、乾燥や紫外線の影響でメラノサイトが活性化しやすいと赤茶色のニキビ跡に変化しやすくなります。
茶色いニキビ跡の治療は停滞しているメラニン色素を早く排出することが大事となります。
そのため、美容皮膚科での肌のターンオーバーを正常化・促進させるケミカルピーリングやビタミンCのイオン導入などの治療が必要となってきます。
⻑期間、茶色のニキビ跡が残っている場合、シミになっている可能性もあります。 この場合は光治療やレーザー治療が必要となってくることもあります。

◯凹み・クレーター

ニキビを潰したり、炎症が強いニキビを放置したりすることでニキビの炎症が皮膚の真皮にまで達し、真皮を破壊してしまうことが原因で発生します。
真皮層は表皮層のようにターンオーバーで肌を修復することは困難です。そのため、毛穴周辺の組織が炎症によって破壊されると陥没したクレーターとなってしまいます。
凹みやクレーター状になってしまったニキビ跡は赤いニキビ跡・茶色いニキビ跡よりも重度のニキビ跡で、自然治癒は難しく、セルフケアなどでは消すことはできません。
そのため、きれいに治すには美容皮膚科での治療が必要です。
治療方法としてはサブシジョン、ポテンツァ、ダーマペン、フラクショナルレーザーなどがあります。

◯しこり・ケロイド

しこりは、ニキビの炎症が激しくなり、真皮にまで達すると、皮膚の再生能力が過剰になり、過剰にコラーゲンが生成されてしまうことが原因で発生します。
ケロイドはニキビ跡が赤く盛り上がりミミズ腫れのようになり、硬くなった状態です。
原因は未だ不明で、肌の状態や体質によるものが多いとされています。
ニキビの部分を触り続けたり、潰そうとしたりするとできやすくなります。
ニキビ跡がしこり、ケロイドになってしまうと自然治癒は困難なので皮膚科や美容皮膚科での治療が必要になります。
治療方法としては、レーザー治療、ステロイド注射、ステロイドテープ治療、トラニラスト内服などがあります。

ニキビ跡を作らないためには赤ニキビの段階でケアすることが大切

ニキビ跡は一度できてしまうとセルフケアなどで治すことは難しく、皮膚科・美容皮膚科での治療が必要となります。
そのため、ニキビ跡になる前、赤ニキビの段階で治すことが非常に大切です。
赤ニキビを治すのにもっとも大切なことは、増殖したアクネ菌などのニキビ原因菌を退治して菌バランスを整えることです。
では、殺菌成分を使って、アクネ菌などのニキビ原因菌を全滅させればよいのかというと、そういうわけでもありません。
なぜなら、殺菌成分を使用すると肌に必要な善玉菌まで殺してしまったり、敏感な肌には刺激となったりするため、かえって赤ニキビの症状が悪化してしまうこともあるからです。

肌にいる微生物の多くは、肌を健やかに保つ上では欠かせない存在です。
赤ニキビの原因となるアクネ菌も、普段は肌を健やかに保つ働きをしています。
しかし、過剰な皮脂分泌などが原因で毛穴がふさがるとアクネ菌が増殖して赤ニキビができてしまいます。
このようにできた赤ニキビを治すには、増殖したアクネ菌などのニキビ原因菌を減らして、善玉菌がいきいきと働ける環境をつくることが重要です。
そのためには生活習慣の改善と正しいスキンケアが大切です。

▼自分にあったスキンケアを行う
▼規則正しい生活
▼バランスの良い食生活
▼ストレスをためない
▼紫外線対策

ニキビ跡、赤ニキビの原因についてのまとめ

ニキビ跡を作らないために赤ニキビを予防するには規則正しい生活を心がけ、肌のターンオーバーを正常に保ち、バリア機能を維持し続けることが大切です。
そのためには、正しいクレンジングや洗顔、スキンケアを行うことがポイント。
そして、善玉菌がいきいきと働き続けられる環境、つまり「菌バランス」が整えられた状態を維持し続けることが最も重要です。

加藤先生のお話にもあるとおり、私たちの肌を健やかな状態に保つには、殺菌成分を使って殺菌するのではなく、菌バランスがとれた環境を作ることこそが重要となります。
また、菌バランスがとれた環境を維持し続けることが赤ニキビを予防するうえで重要です。

では、殺菌成分を使わずに菌バランスのとれた環境を作り出すにはどうしたらよいのでしょうか?
その答えは、現在注目を集めているバクテリオファージにあります。

ニキビ跡を作らないために。治らない赤ニキビにバクテリオファージ

毛穴に皮脂が詰まると皮脂をエサにするアクネ菌などが増殖し、菌バランスが崩れることによって炎症を起こし、赤ニキビができます。
そのため、赤ニキビを治すためには正常な菌バランスに戻すことが必要です。
また、ニキビを繰り返さないためには、正常な菌バランスを保ち続ける必要があります。
人の表皮には数百種類もの細菌が生育し、その多くは正常な肌環境を保つために必要で、善玉菌と呼ばれています。
善玉菌の代表として表皮ブドウ球菌が挙げられます。
表皮ブドウ球菌はニキビの原因となる余分な皮脂を分解します。
そして、肌の潤いを保ち、肌表面を弱酸性にすることで病原菌の増殖を抑える働きをしています。
従来の殺菌成分を使った治療法だと、肌に必要な善玉菌までなくなってしまい、菌バランスを保つことが困難です。
一時的には治るかもしれませんが、菌バランスが崩れている状態なので、またすぐに赤ニキビができてしまうおそれがあります。
バクテリオファージを使うことによって増えすぎたアクネ菌などのニキビ原因菌だけを減らします。
そうすることによって、善玉菌など肌に必要な菌はなくさずに肌の菌バランスが保たれた状態を維持することができます。

バクテリオファージがお肌の菌バランスを整えるのに重要な役割を果たす理由は3つあります。

理由1 狙った菌だけを退治する

バクテリオファージは、一般的な殺菌成分のようにお肌を守る善玉菌も殺してしまうのではなく、自分が感染できる相手(宿主)を厳密に見分ける能力があり、狙った菌にだけにとりつき、自己増殖しながら宿主を溶菌します。
例えば、ニキビ原因菌をターゲットとするバクテリオファージは、赤ニキビを引き起こすニキビ原因菌のみを溶菌します。
また、ファージは自分が感染できる菌(宿主)を厳密に見分ける能力があります。
宿主以外の菌には感染することができないので、複数の菌がニキビの原因菌である場合は複数の菌に感染できるファージの混合液(ファージカクテル)を用いる必要があります。

理由2 増殖した菌だけを退治する

バクテリオファージは、ターゲットとする宿主菌がある程度少なくなると自己増殖できなくなり、それに合わせて少なくなります。
そのため、ターゲットの菌を全滅させることなく、菌バランスが整った状態に戻すことができます。

理由3 善玉菌を守って赤ニキビのできにくい肌に

バクテリオファージは、お肌に必要な善玉菌は残したまま、アクネ菌などのニキビ原因菌を退治します。
そのため、菌バランスを整えてバリア機能を高めることができ、ニキビができにくい肌へと導くことができます。

生物の摂理に叶った治療法

バクテリオファージを使った治療法は、体内に元々あるバクテリオファージを補うもので、生物の摂理に叶った治療法と言えます。
また、バクテリオファージを使うことで赤ニキビを治すだけではなく、赤ニキビのできにくい健康な肌を維持し続けることができます。

実際にバクテリオファージ配合製品を使った結果

ここでは実際にバクテリオファージ配合製品を使った人の結果を紹介します。

どの症例もニキビが改善しているのが確認できます。

ニキビ跡を作らないための赤ニキビの治療法まとめ

バクテリオファージを使ったニキビの治療法は、我々のお肌に存在しているバクテリオファージを補うという方法です。
殺菌してニキビを治療する従来の方法とはまったく違った新しいアプローチになります。
ニキビ跡ができないだけでなく、ニキビができにくい健康な肌を保ち続けられるというのは非常に気になりますよね。
赤ニキビがなかなか治らなくてニキビ跡ができてしまうのではと悩んでいる人は、バクテリオファージを使った方法を一度、試してください。

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新たな赤ニキビ治療法の可能性を、あなたの肌で体験してください。

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