部位

頭皮の赤ニキビが治らない。原因と対策、新しい治療法を専門家が解説します

2024.02.21

この記事の要点は…

  • ✓頭皮にできるニキビの種類とは?
  • ✓頭皮の赤ニキビの原因とは?
  • ✓頭皮の赤ニキビの予防法
  • ✓頭皮の赤ニキビの原因についてのまとめ
  • ✓1日でも早く赤ニキビを治すために。バクテリオファージ
  • ✓実際にバクテリオファージ配合製品を使った結果

なかなか治らない頭皮の赤ニキビで悩んでいませんか?

毎日丁寧にシャンプーやヘアケアをして清潔に保っているのに、頭皮の赤ニキビがなかなか治らない。ヘアブラシで髪をとかす時に頭皮のニキビに当たって痛い。。。

そんな経験はないでしょうか?
頭皮の赤ニキビは痛みやかゆみを伴うこともあり、日常生活に影響を及ぼすこともあります。
そんな頭皮の赤ニキビに対してあるアプローチが注目されているんです。
それはバクテリオファージを使った治療法です。

今回はなかなか治らない頭皮の赤ニキビのための新しい治療法を紹介します。

頭皮にできるニキビの種類とは?

ニキビの種類と特徴

ニキビは尋常性ざ瘡とも呼ばれ、思春期にできるニキビを「思春期ニキビ」、それ以降にできるニキビを「大人ニキビ(思春期後ざ瘡)」と言います。ニキビは進行状態によって以下の4種類に分けられます。

○白ニキビ(面皰)

皮脂や汚れが毛穴に詰まった状態。
表面はまだ閉じていて、ポツンとした小さな白い点に見えます。

黒ニキビ(面皰)

皮脂がたまり黒く酸化した状態。
毛穴が開いた状態でメラニン色素や酸化された皮脂などによって黒く見えます。

○赤ニキビ

白ニキビ、黒ニキビ(面皰)が悪化し、アクネ菌が皮脂をエサに繁殖し、炎症を起こした状態。
患部の周りが赤く腫れ上がるため赤く見えます。
痛みを伴います。

○黃ニキビ

赤ニキビがさらに悪化し、炎症部が化膿した状態(膿疱性ニキビ)。
黄色い膿が溜まっているため黄色く見えます。
痛みを伴います。

赤ニキビの原因

ニキビの原因となるアクネ菌は、普段は悪玉菌の繁殖を抑え、肌を健やかに保つ働きをしています。
アクネ菌が一定数存在していたとしても、お肌の菌のバランスが取れている状態であれば、肌は健やかな状態に保たれます。
しかし、毛穴が皮脂や汚れなどで詰まると皮脂が過剰に分泌されます。すると、アクネ菌が皮脂をエサに増殖します。アクネ菌が増えると、菌の増殖を抑えるために身体の免疫システムが働くことで炎症が引き起こされます。 炎症により赤く腫れ上がった状態が赤ニキビです。

赤ニキビ、黄ニキビを放置したり潰してしまったりすると、ぴかぴかした傷(萎縮性瘢痕)やクレーター(陥凹性瘢痕)ができます。これがニキビ跡です。 ニキビの炎症の跡にメラニン色素が沈着し、赤み、シミのように見える状態で残ることもあります。ニキビ跡、色素沈着になってしまうとセルフケアで治すことは難しく、皮膚科か美容皮膚科で治療を受ける必要があります。 ニキビ跡、色素沈着を残さないためにも、赤ニキビは放置したり潰したりせず早期に治療することが大切です。

頭皮の赤ニキビの原因とは?

皮脂の過剰な分泌とアクネ菌の増殖

頭皮ニキビの主な原因として、皮脂の過剰分泌とアクネ菌の増殖が挙げられます。頭皮は他の部位に比べて皮脂腺が多く、皮脂の分泌が活発です。また、頭皮は髪の毛に覆われており、通気性が悪く、湿気がこもりやすいため、アクネ菌が増殖しやすい環境となっています。

ターンオーバーの乱れ

頭皮ニキビの主な原因の一つに、ターンオーバーの乱れが挙げられます。ターンオーバーとは、皮膚の新陳代謝を意味します。正常な状態では約28日周期で皮膚細胞が新しく生まれ変わります。しかし、ストレスや睡眠不足、不規則な生活習慣などにより、このターンオーバーが乱れると、垢となってはがれるはずの古い皮膚細胞が適切に剥がれずに毛穴を塞ぎ、ニキビが発生しやすくなります。

シャンプーの影響

頭皮ニキビの一因として、シャンプーの影響が挙げられます。シャンプーは頭皮を清潔に保つために必要なアイテムですが、間違った使用方法が頭皮ニキビを引き起こすこともあります。例えば、シャンプーのすすぎ残しがあると、毛穴が詰まり、アクネ菌の増殖が引き起こされます。 また、洗浄力が強すぎるシャンプーは頭皮のバリア機能を弱め、皮脂の過剰分泌を引き起こす可能性があります。

帽子の影響

帽子も頭皮ニキビの発生に影響を及ぼす可能性があります。帽子を長時間かぶると、頭皮が蒸れて、毛穴が詰まりやすくなります。また、帽子の内側が汚れていると、その汚れが頭皮の毛穴に詰まり、アクネ菌の繁殖を促す可能性があります。

頭皮の赤ニキビの予防法

赤ニキビは一度できるとなかなか治りません。
赤ニキビを治すのにもっとも大切なことは、増殖したアクネ菌などのニキビ原因菌を退治して菌バランスを整えることです。
では、殺菌成分を使って、アクネ菌などのニキビ原因菌を全滅させればよいのかというと、そういうわけでもありません。
なぜなら、殺菌成分を使用すると肌に必要な善玉菌まで殺してしまったり、敏感な肌には刺激となったりするため、かえって赤ニキビの症状が悪化してしまうこともあるからです。

肌にいる微生物の多くは、肌を健やかに保つ上では欠かせない存在です。
赤ニキビの原因となるアクネ菌も、普段は肌を健やかに保つ働きをしています。
しかし、過剰な皮脂分泌などが原因で毛穴がふさがるとアクネ菌が増殖して赤ニキビができてしまいます。
このようにできた赤ニキビを治すには、増殖したアクネ菌などのニキビ原因菌を減らして、善玉菌がいきいきと働ける環境をつくることが重要です。
そのためには生活習慣の改善と正しいヘアケアが大切です。

規則正しい生活

規則正しい生活習慣を心がけ、十分な睡眠をとることが大切です。
睡眠時間を確保することによって肌のターンオーバーが正常に行われ、乾燥やバリア機能の低下が起こりにくくなります。
そうすることで、赤ニキビができることが少なくなります。

食生活の見直し

バランスの良い食事を心がけ、特にビタミンやミネラルを豊富に含む食べ物を摂るようにしましょう。

ストレスをためない

ストレスは皮膚の免疫力を低下させます。 皮膚の免疫力が低下すると、赤ニキビの炎症を悪化させたり、皮膚の再生力を低下させたりするため、ニキビ跡が残りやすくなります。 また過剰なストレスはホルモンバランスを乱し、皮脂分泌を促します。 趣味を楽しんだり、適度な運動をしたりすることでストレスを発散することが有効です。 また、十分な睡眠をとることも、ストレスを軽減する上で重要です。 ストレスを日々解消して、蓄積を防ぐことが大切です。

頭皮にやさしいヘアケア商品を選ぶ

強すぎる洗浄力のシャンプーは頭皮を乾燥させ、皮脂の過剰分泌を引き起こす可能性があります。そのため、頭皮に優しい成分のシャンプーを選ぶようにしましょう。

洗髪方法の見直し

頭皮ニキビを防ぐには正しい方法で洗髪することも重要です。 以下オススメの洗髪方法をご紹介します。

STEP1:熱すぎないお湯で濡らす

洗髪を始める前に、頭皮と髪をお湯で濡らします。熱すぎるお湯は頭皮を乾燥させ、皮脂の過剰分泌を引き起こす可能性があるため、理想的には38~40℃で設定するのが良いでしょう。

STEP2:シャンプーを泡立てる

シャンプーを手のひらに取り、手でよく泡立てましょう。泡立てることでシャンプーの洗浄成分が均一に広がり、頭皮全体を優しく洗うことができます。

STEP3:優しくマッサージするように洗う

シャンプーの際に、頭皮を優しくマッサージするように洗うことで、頭皮の血行を促進し、皮脂や汚れをしっかりと落とすことができます。また、シャンプーの際に爪を立てずに指の腹を使ってマッサージすると、頭皮を傷つけることなく洗うことができます。洗い残しがないように生え際までしっかり洗いましょう。

STEP4:しっかりと洗い流す

シャンプーをする際には、十分にすすぎ残しがないように注意しましょう。シャンプーや整髪料のすすぎ残しがあると、毛穴詰まりの原因となります。

STEP5:トリートメントやコンディショナーを適切に使用する

頭皮にニキビができやすい場合は、トリートメントやコンディショナーは髪の毛の中心部から毛先に向けて使用し、頭皮にはつけないようにしましょう。また、頭皮についたトリートメントはしっかりと洗い流すことが大切です。

STEP6:ドライヤーで乾かす

ドライヤーを使用する際には、熱風を直接頭皮に当てないようにし、適切な距離を保ちながら髪を乾かすようにしましょう。また、頭皮が濡れたままの状態を長時間放置せず、適切なタイミングで乾かすことも大切です。

これらのステップを守ることで、頭皮ニキビを予防し、健やかな頭皮環境を保つことができます。

枕や寝具を清潔に保つ

不衛生な枕や寝具は頭皮環境に悪影響を及ぼします。枕カバーや寝具は皮脂や汗、古い角質などが溜まりやすく、これらが頭皮に触れると、毛穴詰まりの原因となります。枕カバーや寝具は定期的に洗うことで、清潔に保つようにしましょう。

適切な帽子を選ぶ

帽子をかぶる際は、頭皮が蒸れないように通気性の良い素材を選び、使用後は清潔に保つことが重要です。頭皮が蒸れると細菌が繁殖しやすくなります。帽子を長時間かぶることを避け、頭皮に空気を当てる時間を作ることも大切です。これらの対策により、頭皮ニキビの予防につながります。

頭皮の赤ニキビの原因についてのまとめ

赤ニキビを予防するには、バランスの取れた食事を心がけ、肌のターンオーバーを正常に保ち、バリア機能を維持し続けることが大切です。

そのためには、食べ物に気をつけるだけではなく、正しいクレンジングや洗顔、スキンケアを行うことがポイント。

そして、善玉菌がいきいきと働き続けられる環境、つまり「菌バランス」が整えられた状態を維持し続けることが最も重要です。

加藤先生のお話にもあるとおり、私たちの肌を健やかな状態に保つには、殺菌成分を使って殺菌するのではなく、菌バランスがとれた環境を作ることこそが重要となります。
また、菌バランスがとれた環境を維持し続けることが赤ニキビを予防するうえで重要です。

では、殺菌成分を使わずに菌バランスのとれた環境を作り出すにはどうしたらよいのでしょうか?
その答えは、現在注目を集めているバクテリオファージにあります。

1日でも早く赤ニキビを治すために。治らない赤ニキビにバクテリオファージ

毛穴に皮脂が詰まると皮脂をエサにするアクネ菌などが増殖し、菌バランスが崩れることによって炎症を起こし、赤ニキビができます。
そのため、赤ニキビを治すためには正常な菌バランスに戻すことが必要です。
また、ニキビを繰り返さないためには、正常な菌バランスを保ち続ける必要があります。
人の表皮には数百種類もの細菌が生育し、その多くは正常な肌環境を保つために必要で、善玉菌と呼ばれています。
善玉菌の代表として表皮ブドウ球菌が挙げられます。
表皮ブドウ球菌はニキビの原因となる余分な皮脂を分解します。
そして、肌の潤いを保ち、肌表面を弱酸性にすることで病原菌の増殖を抑える働きをしています。
従来の殺菌成分を使った治療法だと、肌に必要な善玉菌までなくなってしまい、菌バランスを保つことが困難です。
一時的には治るかもしれませんが、菌バランスが崩れている状態なので、またすぐに赤ニキビができてしまうおそれがあります。
バクテリオファージを使うことによって増えすぎたアクネ菌などのニキビ原因菌だけを減らします。
そうすることによって、善玉菌など肌に必要な菌はなくさずに肌の菌バランスが保たれた状態を維持することができます。

バクテリオファージがお肌の菌バランスを整えるのに重要な役割を果たす理由は3つあります。

理由1 狙った菌だけを退治する

バクテリオファージは、一般的な殺菌成分のようにお肌を守る善玉菌も殺してしまうのではなく、自分が感染できる相手(宿主)を厳密に見分ける能力があり、狙った菌にだけにとりつき、自己増殖しながら宿主を溶菌します。
例えば、ニキビ原因菌をターゲットとするバクテリオファージは、赤ニキビを引き起こすニキビ原因菌のみを溶菌します。
宿主以外の菌には感染することができないので、複数の菌がニキビの原因菌である場合は複数の菌に感染できるファージの混合液(ファージカクテル)を用いる必要があります。

理由2 増殖した菌だけを退治する

バクテリオファージは、ターゲットとする宿主菌がある程度少なくなると自己増殖できなくなり、それに合わせて少なくなります。
そのため、ターゲットの菌を全滅させることなく、菌バランスが整った状態に戻すことができます。

理由3 善玉菌を守って赤ニキビのできにくい肌に

バクテリオファージは、お肌に必要な善玉菌は残したまま、アクネ菌などのニキビ原因菌を退治します。
そのため、菌バランスを整えてバリア機能を高めることができ、ニキビができにくい肌へと導くことができます。

生物の摂理に叶った治療法

バクテリオファージを使った治療法は、体内に元々あるバクテリオファージを補うもので、生物の摂理に叶った治療法と言えます。
また、バクテリオファージを使うことで赤ニキビを治すだけではなく、赤ニキビのできにくい健康な肌を維持し続けることができます。

実際にバクテリオファージ配合製品を使った結果

ここでは実際にバクテリオファージ配合製品を使った人の結果を紹介します。

どの症例もニキビが改善しているのが確認できます。

頭皮の赤ニキビの治療法まとめ

バクテリオファージを使ったニキビの治療法は、我々のお肌に存在しているバクテリオファージを補うという方法です。
殺菌してニキビを治療する従来の方法とはまったく違った新しいアプローチになります。

赤ニキビが改善するだけではなく、赤ニキビができにくくなるというのは重要なポイントですよね。

頭皮の赤ニキビが治らなくて悩んでいる人は、バクテリオファージを使った方法を一度、試してください。
たとえば、こんな悩みです。

まずはチェック!

あなたがチェックしたのは

0個です!

あなたはいくつチェックがつきましたか?
1つ以上チェックがある方は今すぐ下記のボタンをクリックして「ファージ配合」と検索してください。
新たな赤ニキビ治療法の可能性を、あなたの肌で体験してください。

この記事を友達にシェアしよう!

この記事を友達にシェアしよう!頭皮の赤ニキビが治らない。原因と対策、新しい治療法を専門家が解説します

関連記事