- ✓ニキビとアクネ菌の関係性とは?
- ✓アクネ菌が増殖する原因とは?
- ✓ニキビの予防法
- ✓ニキビの治療法
- ✓まとめ
増えすぎても少なすぎてもニキビができてしまうアクネ菌
アクネ菌というと「ニキビを引き起こす悪い菌」というイメージをお持ちの方も多くいると思います。
そのとおりで、ニキビとアクネ菌は密接な関係があります。
アクネ菌は毛穴が皮脂や汚れなどで詰まり皮脂が過剰に分泌されると、毛穴に詰まった皮脂をエサに増殖し、赤ニキビを引き起こします。
そのため、ニキビ治療には、アクネ菌を除去することが重要です。
あなたもアクネ菌を殺菌して全滅させて赤ニキビを治したいと思ったことはありませんか?
実はアクネ菌は普段、善玉菌として肌を健やかに保つ役割を果たしているんです。
そのため、ニキビを治すにはアクネ菌を全滅させてしまうのではなく、増えすぎたアクネ菌を善玉菌として働いてくれる数まで減らさないといけません。
しかし、病院で処方されるニキビの治療薬は殺菌剤がほとんどです。
殺菌剤を使用すると増えすぎたアクネ菌だけでなく、必要な数のアクネ菌も殺菌してしまい、ニキビが治っても再びニキビができてしまいます。
どうしたら、アクネ菌を全滅させず、善玉菌として働いてくれる数まで減らすことができるのか。
それができる方法として近年ある治療法が注目されているんです。
それはバクテリオファージを使った治療法となります。
今回はその新しい治療法をご紹介します。
ニキビとアクネ菌の関係性とは?
アクネ菌は、ニキビの原因の1つである過剰な皮脂分泌と密接に関連していて、ニキビができるメカニズムに大きく関係しています。
アクネ菌とは?
アクネ菌とは肌に生息している菌(皮膚常在菌)の1つです。
アクネ菌は酸素を嫌うため、酸素の少ない皮脂腺や毛穴に生息しています。
アクネ菌は一般的にはニキビ(にきび、尋常性ざ瘡)を引き起こす菌として知られています。
しかし、アクネ菌は普段、善玉菌として黄色ブドウ球菌や化膿レンサ球菌などといった病原菌が増えないようにしています。
アクネ菌は皮脂を材料にして、肌を弱酸性に保つ物質「遊離脂肪酸」※を作り、肌を弱酸性に保つことで病原菌が増えないようにしています。
つまり、本来は肌を守ってくれる大事な菌です。
※「遊離脂肪酸」・・・アクネ菌が分泌する皮脂分解酵素リパーゼによって毛穴の皮脂が分解され作られます。
ニキビができるメカニズムとは?
①.様々な原因で過剰に分泌された皮脂や古くなった角質、汚れなどで毛穴の出口が塞がってしまう。
②.毛穴の奥から分泌された皮脂が外に出られなくなり皮脂が毛穴に溜まり、白ニキビ、黒ニキビ(麺麭)となる。
③.しばらくすると毛穴に溜まった皮脂をエサにアクネ菌が過剰繁殖する。
④.増えすぎてしまったアクネ菌に対抗するため身体の免疫システムが働き、炎症が引き起こされる。
⑤.炎症によって皮膚が赤く腫れ上がった状態となり赤ニキビとなる。
⑥.赤ニキビを放置しておくと黄色ブドウ球菌が炎症部に入り込んで膿がたまり、黄ニキビとなる。
ニキビは放置したり、潰したりせず早期に治療を
赤ニキビ、黄ニキビを放置したり、潰してしまったりすると赤くなくぴかぴかした傷(萎縮性瘢痕)やクレーター(陥凹性瘢痕)ができます。
これがニキビ跡です。
また、炎症の跡にメラニン色素が沈着し、赤み、シミのように見える状態で残ることもあります。
これが色素沈着です。
ニキビ跡、色素沈着になるとセルフケアで治すことは難しく、皮膚科か美容皮膚科での治療が必要となります。
そのため、ニキビ跡、色素沈着を残さないためにもニキビ治療は早期にアクネ菌の過剰繁殖を抑え、アクネ菌の数を整えつつニキビを治療することが大切です。
アクネ菌が増殖する原因とは?
アクネ菌が増殖する原因は1つとは限りません。時には原因がいくつか重なってアクネ菌が多く繁殖してしまうこともあります。
以下が主な原因です。
アクネ菌を増殖させない。ニキビ予防の方法
ニキビは一度できるとなかなか治りません。
ニキビを治すのに最も大切なことは、増殖したアクネ菌やニキビ原因菌などを退治してお肌の菌バランスを整えることです。
では、殺菌成分を使って、アクネ菌やニキビ原因菌などを全滅させればよいわけでもありません。
なぜなら、殺菌成分は肌に必要な善玉菌まで殺してしまったり、敏感な肌への刺激となったりするため、かえってニキビの症状が悪化してしまうこともあるからです。
また、肌にいる微生物の多くは、肌を健やかに保つ上では欠かせません。
そして、ニキビの原因となるアクネ菌も、普段は肌を健やかに保つ働きをしています。
しかし、アクネ菌が増殖してニキビができることも事実です。
そのため、ニキビを治すには増殖したアクネ菌を減らしつつも、減らしすぎないようにバランスの取れた環境を作ることが重要です。
そのためにはお肌の菌バランスを直接改善するほか、生活習慣の改善と正しいスキンケアも大切です。
もちろんニキビができないように予防することが大切です。
アクネ菌とニキビの関係性のまとめ
ニキビを予防するには、アクネ菌が善玉菌としていきいきと働き続けられる環境、つまり「菌バランス」が整えられた状態を維持し続けることがもっとも重要です。
そのためには、規則正しい生活を心がけ、肌のターンオーバーを正常に保ち、バリア機能を維持し続けることが大切です。
維持し続けるためにも正しいクレンジングや洗顔、スキンケアを行うことがポイント。
加藤先生のお話にもあるとおり、私たちの肌を健やかな状態に保つには、殺菌成分を使って殺菌するのではなく、菌バランスがとれた環境を作ることこそが重要となります。
また、菌バランスがとれた環境を維持し続けることがニキビを予防するうえで重要です。
では、殺菌成分を使わずに菌バランスのとれた環境を作り出すにはどうしたらよいのでしょうか?
その環境を作り出すことができるのが、今注目されているバクテリオファージです。
なかなか治らないニキビにバクテリオファージ
毛穴に皮脂が詰まると皮脂をエサにするアクネ菌などが増殖し、菌バランスが崩れることによって炎症を起こし、ニキビができます。
そのため、ニキビを治すためには正常な菌バランスに戻すことが必要です。
また、ニキビを繰り返さないためには、正常な菌バランスを保ち続ける必要があります。
人の表皮には数百種類もの細菌が生育し、その多くは正常な肌環境を保つために必要で、善玉菌と呼ばれています。
善玉菌の代表として表皮ブドウ球菌が挙げられます。
表皮ブドウ球菌はニキビの原因となる余分な皮脂を分解します。
従来の殺菌成分を使った治療法だと、肌に必要な善玉菌までなくなってしまい、菌バランスを保つことが困難です。
一時的には治るかもしれませんが、菌バランスが崩れている状態なので、またすぐに赤ニキビができてしまうおそれがあります。
バクテリオファージという微生物を使うことによって、アクネ菌などの増殖してしまったニキビの原因菌だけを減らします。
そうすることによって、アクネ菌の数も保たれ、善玉菌など肌に必要な菌はなくさずに肌の菌バランスが保たれた状態を維持することができます。
バクテリオファージがお肌の菌バランスを整えるのに重要な役割を果たす理由は3つあります。
理由1 狙った菌だけを退治する
バクテリオファージは、一般的な殺菌成分のようにお肌を守る善玉菌を殺してしまうのではなく、狙った菌にだけにとりつき、溶菌します。
たとえば、ニキビ原因菌をターゲットとするバクテリオファージは、赤ニキビを引き起こすニキビ原因菌のみを溶菌します。
また、ファージは自分が感染できる菌(宿主)を厳密に見分ける能力があります。
宿主以外の菌には感染することができません。従って、複数の菌がニキビの原因菌である場合は複数の菌に感染できるファージの混合液(ファージカクテル)を用いる必要があります。
理由2 増殖した菌だけを退治する
バクテリオファージは、宿主菌の減少と共に減少しますが、宿主菌を全滅させることはありません。
菌のバランスが整った状態に戻すのです。
理由3 善玉菌を守ってニキビのできにくい肌に
バクテリオファージは、お肌に必要な善玉菌は残したまま、増えすぎたアクネ菌や黄色ブドウ球菌などのニキビ原因菌を退治します。
そのため、菌バランスを整えてバリア機能を高めることで、ニキビができにくい肌へと導くことができます。
生物の摂理に叶った治療法
バクテリオファージを使った治療法は、体内に元々あるバクテリオファージを補うもので、生物の摂理に叶った治療法と言えます。
また、バクテリオファージを使うことでニキビを治すだけではなく、ニキビのできにくい健康な肌を維持し続けることができます。
実際にバクテリオファージ配合製品を使った結果
ここでは実際にバクテリオファージ配合製品を使った人の結果を紹介します。
どの症例もニキビが改善しているのが確認できます。
ニキビの治療法まとめ
バクテリオファージを使ったニキビの治療法は、我々のお肌に存在しているバクテリオファージを補うという方法です。
殺菌してニキビを治療する従来の方法とはまったく違った殺菌剤を使わない新しいアプローチになります。
ニキビが治るだけでなく、ニキビができにくい健康な肌を保ち続けられるというのは嬉しいですよね。
ニキビが治らなくて悩んでいる人は、バクテリオファージを使った方法を一度、試してみても良いかもしれません。
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