「ニキビ」には色々な種類があり、それぞれの特徴に合わせたケアを行う必要があります。今回はそれぞれのニキビの特徴を紹介していきたいと思います。
ニキビの種類
ニキビは「炎症のないニキビ(白ニキビ、黒ニキビ)」と「炎症の起きたニキビ(赤ニキビ、黄ニキビ)」の二つに分けることができます。白ニキビ、黒ニキビは菌バランスがとれた状態なら赤ニキビ、黄ニキビになりませんが、特定の菌が増えて菌バランスが崩れてしまうと赤ニキビ、黄ニキビになってしまいます。
①毛穴が狭くなる(ニキビの前段階)
皮脂とアカと汗の混じった塊(角栓)のせいで毛穴の入り口が狭まると、分泌された皮脂が外に出られなくなってしまいます。
②毛穴がつまる(白ニキビ)
毛穴の外に出られなくなった皮脂が毛穴に溜まっていくと、毛穴が完全に塞がって、白くぷっくりと盛り上がった白ニキビができます。
②毛穴が開く(黒ニキビ)
毛穴に溜まった皮脂などが皮膚の表面に出てきて毛穴が開いてしまった場合、黒ニキビになります。黒く見えるのは皮脂とアカと汗の混じった塊(角栓)に含まれるメラニン色素のせいです。
③炎症がおこる(赤ニキビ)
毛穴に溜まった皮脂をエサにアクネ菌やマラセチア菌などが過剰に増殖して菌バランスが崩れると炎症が起きてしまいます。
④化膿する(赤ニキビ/黄ニキビ)
傷に黄色ブドウ球菌が入り込んで増殖すると、炎症部が化膿して赤ニキビ/黄ニキビが出来てしまいます。
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“【皮膚科医監修】ニキビの種類別ケア方法”
参考文献:
林 伸和:ニキビの発症メカニズム,治療,予防. 日本香粧品学会誌, 40 巻 (2016) 1 号